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モンブラン登山


概要

ヨーロッパアルプス最高峰のモンブラン(標高4,810m)は、フランスとイタリアの国境に位置し、ヨーロッパ人にとっては一生に一度は登りたい憧れの山です。白き山という意味のモンブラン。フランス側は、ケーキの名前でお馴染みの真っ白で滑らかな山ですが、イタリア側から見ると、その山容は一変して、豪荘な岩場の男性的な様相を呈し、名前もモンテ・ビアンコと呼ばれています。

モンブラン登山の一般ルートは、テットルース、グーテ小屋を辿るグーテルート、エギーユ・ディ・ミディから行く3山のトラバースルートの2つです。登山客は体力的にも楽に挑める、グーテルートを登頂するのが一般的です。

モンブラン登山は、シャモニー側から見ると、氷河の斜面を尾根伝いに登る簡単な山に見えますが、テットルース小屋からグーテ小屋へ登る登山道では、大きなクロワールをトラバースしていかねばならず、落石などで命を落とす人もいます。また、標高が高いので高山病に罹ってしまう人もいます。モンブラン登山の登頂成功率は、天候にもよりますが、わずか5割ほど。決して簡単に登れる山ではありません。ルートをしっかりと知っていて、天候の変化をいち早く察知できる地元で活躍する高山ガイドと一緒に登山することが、登頂を安全に楽しむ基本です。

モンブランは、ヨーロッパ人ばかりでなく、世界中の登山客から目標とされる山です。近年、登山者の数が増え続け、山小屋の予約が難しくなっています。グーテルートにある小屋の予約は、その管理を行うフランス山岳会が一括しており、例年2月頃に、ガイド及び弊社のようなフランス公認エージェントが先行予約を開始できます。そのため、モンブラン登山をお考えの場合は、早めに計画をたてなければなりません。

モンブラン登山をご希望される方は、なるべくお早めの、弊社へのお問い合わせやお申し込みにご協力くださいますと幸いです。


登山プラン

お客様の技術と体力に合わせ、3つのプランのご用意がございます。

登山ガイドは、ツアー期間の全日程、お客様の専属登山ガイドとなります。

高所順応や山岳テクニックなどを事前に指導してもらい、十分に準備してから、モンブラン登頂を目指すことができます。


トレーニングモンブラン5日間

   【前日】 日本語アシスタントによる事前打ち合わせを実施

        (翌日からのプログラム・持ち物の最終確認等を行います)

  【1日目】 モンタンベール登山電車でメール・ド・グラスへ

        氷河上でアイゼン歩行トレーニング。登山電車でシャモニーへ下山

  【2日目】 ロープウェイに乗り、エギーユ・ディ・ミディ頂上へ

        バレーブランシュ氷河トラバース(アイゼン歩行による高所順応を行う)

        ロープウェイにてシャモニーへ下山

  【3日目】 レズーシュからロープウェイ、登山電車を乗り継いでニーデーグルへ

        登山開始。グーテ小屋、または、テートルース小屋泊

  【4日目】 頂上へ向け小屋を出発

        登頂後、山小屋まで下山。グーテ小屋、または、テートルース小屋泊

  【5日目】 山小屋を出発し、ニーデーグルまで下山

        ニーデーグルより登山電車、ロープウェイを乗り継いでレズーシュへ

   ☆特徴 … 山小屋へ2泊することにより、登頂の可能性が広がる

           順応期間をしっかりと取れる


エキスパートモンブラン4日間

   【前日】 日本語アシスタントによる事前打ち合わせを実施

        (翌日からのプログラム・持ち物の最終確認等を行います)

  【1日目】 ロープウェイに乗り、エギーユ・ディ・ミディ頂上へ

        バレーブランシュ氷河トラバース(アイゼン歩行による高所順応を行う)

        ロープウェイにてシャモニーへ下山

  【2日目】 レズーシュからロープウェイ、登山電車を乗り継いでニーデーグルへ

        登山開始。グーテ小屋、または、テートルース小屋泊

  【3日目】 頂上へ向け小屋を出発

        登頂後、山小屋まで下山。グーテ小屋、または、テートルース小屋泊

  【4日目】 山小屋を出発し、ニーデーグルまで下山

        ニーデーグルより登山電車、ロープウェイを乗り継いでレズーシュへ

   ☆特徴 … 山小屋へ2泊することにより、登頂の可能性が広がる


エキスパートモンブラン3日間

   【前日】 日本語アシスタントによる事前打ち合わせを実施

        (翌日からのプログラム・持ち物の最終確認等を行います)

  【1日目】 ロープウェイに乗り、エギーユ・ディ・ミディ頂上へ

        バレーブランシュ氷河トラバース(アイゼン歩行による高所順応を行う)

        ロープウェイにてシャモニーへ下山

  【2日目】 レズーシュからロープウェイ、登山電車を乗り継いでニーデーグルへ

        登山開始。グーテ小屋、または、テートルース小屋泊

  【3日目】 頂上へ向け小屋を出発

        登頂後、ニーデーグルまで下山

        ニーデーグルより登山電車、ロープウェイを乗り継いでレズーシュへ